ナースが教えるメディカルチェックについて

現代の医療は「病気を治す」事から「予防する」医療に変化しています。病気の予防や早期発見には、メディカルチェックが必要となります。ナースの目線で、様々な場面で必要となるメディカルチェックをご紹介します。お問い合わせ先は こちら

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過信してはいけない?

健康状態を聞かれると「健康診断を受けているから大丈夫」と答える人が多いのですが、健康診断を過信しすぎてはいけません。もちろん、健康診断ではちゃんとした検査を受けていますし、ある程度の病気や病気の予備軍を発見できます。しかし、どこを調べているか確認する事も大切です。勤務先で受ける一般的な健康診断は、労働安全衛生規則で定める11項目となります。しかし、医師の判断によっては胸部X線及び喀痰検査を省く事ができたり、40歳未満の検診では心電図や血中脂質検査、肝機能検査等を省く事も可能となっています。その為、健康診断を受けたから万全とは言い切れないのです。

健康診断は必要最低限

健康診断で行う検査は必要最低限であると言えます。その為、健康診断だけでは完全に病気を発見する事はできないのです。例えば、胃がんなら進行具合によっては貧血検査で異常が出るかも知れませんが、早期発見するなら健康診断の検査項目だけでは困難となります。初期の胃がんを発見するには内視鏡検査が必要ですので、最近はオプションで内視鏡検査や超音波検査を取り入れる健康診断もあります。
しかし、多くの健康診断は必要最低限の検査項目となりますので完全な病気発見には至らず、精密検査が必要な箇所を探すといった目的のほうが大きくなります。診断結果が出たら結果だけを気にするのではなく、どの検査項目が足りていないのか確認する事も大切です。

心配な箇所の検査ができているか

胃や腸を心配する人は、健康診断で胃や腸を検査しているか確認しましょう。バリウム検査は行っていても胃の病気のマーカーであるペプシノゲンや、大腸の病気を探る便潜血の検査は行いましたか?また、最近胸の動悸が気になっている人は心電図検査を行いましたか?心電図検査は40歳以下の人は受けない事が多くあります。糖尿病が気になる人なら、血糖値より採血検査にHbA1cという糖尿病の検査値が載っているか気にしましょう。他にも肝機能が心配な人はC型肝炎検査がされているかどうか等、自分が心配な箇所がどれだけ検査されているか把握しておく事も大切です。
最近は健康診断結果を詳しく説明しているサイトもありますので、自分が受けた検査内容を検索し改めて確認しても良いでしょう。健康診断の検査だけでは不安が残るようであればそのままにせず、人間ドックや病院で気になる部分を検査し直すのも良いと思います。

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