ナースが教えるメディカルチェックについて

現代の医療は「病気を治す」事から「予防する」医療に変化しています。病気の予防や早期発見には、メディカルチェックが必要となります。ナースの目線で、様々な場面で必要となるメディカルチェックをご紹介します。お問い合わせ先は こちら

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運動前にはメディカルチェックを

運動は健康にとって良い事です。しかし、自分の体の状態を把握しないでいきなり運動を始めてしまうと逆に体に良くない事が起きます。最近では、おデブタレントで有名な松村邦洋さんが東京マラソンにランナーとして参加した際、急性心筋梗塞を引き起こし心肺停止になる事件がありました。幸い待機していたドクターにより素早い処置を受け一命を取り留めましたが、後に松村さんは自分の体を考えずにマラソンをしてしまった事を後悔し、その後ダイエットを続けているようです。
これは松村さんに限った事ではありません。まれではありますが、1年に1人は運動中に運動障害を引き起こしているのです。マラソンに限らず、日頃の運動不足やメタボリックとなった体をスポーツで解消しようとしたところ、逆に体に負担をかける結果になる事があります。特にメタボリックや高血圧、糖尿病の人は自分が知らない間に心臓などに病気を抱えていたりします。ですので、健康の為に運動を始めるとしても事前に医師のメディカルチェックを受ける事をおすすめします。ちなみに海外のマラソン大会出場には医師の診断書を提出する事が義務づけられています。

メディカルチェックの内容

運動前のメディカルチェックは、心臓病検査や不整脈や脱水などを引き起こす循環不全、低血糖や電解質異常の有無や、食べた後に運動すると激しくアレルギー反応が起きる運動誘発性のアレルギー検査等があります。スポーツをしても突然死の可能性は無いか、障害を引き起こす可能性が無いかをチェックしていきます。検査方法は貧血や感染症の有無や、塩分や糖の状態がわかる血液検査や尿検査、肺の異常がわかる胸部レントゲンや心電図となります。

セルフチェックも大切

自分でも体をチェックしておく必要があります。例えば心臓に持病がある、または過去に心臓疾患があった場合や、血圧が高い事やちょっとした運動でも動悸や息切れが激しくなる等、普段から自覚できる事も見逃してはいけません。その他、今まで運動をした事が無い65歳以上の人や、家族に急死した人がいたり無治療の糖尿病を持つ人も同じく注意が必要です。
この中にひとつでも該当するものがある人は、医師のメディカルチェックを受けましょう。メディカルチェックでスポーツをしても問題無いと診断されても、運動当日の体調チェックも必要です。熱があったり下痢をしている、または胸が痛かったり息切れがするような場合は、すぐにスポーツを始めないで慎重に参加を検討しましょう。

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